たんば黎明館の由来

写真 「黎明」とは「夜明け」、「新しい時代の始まり」という意味で、「たんば黎明館」はその名の通り私たちの地域の夜明けを告げるものであり、新しい時代を切り開いていく施設です。
「たんば黎明館」は国家を担う人材を育成するという先人たちの志から、明治18年(1885)氷上第一高等小学校として設立されたのが始まりです。
明治42年(1909)には、氷上郡立高等女学校(のちに県立に)の校舎となりました。
その建築様式は、専門家から「明治時代初期の教育施設として日本でも五指に数えられる建物」と評価されるほどで、兵庫県有形文化財に指定されています。
丹波の奥深い地にあって、新時代への夜明けを告げる学校として誕生した建物。「たんば黎明館」と名付けた理由の一つです。
創建当時の姿を尊重した改修工事や耐震工事を終え、平成27年(2015)4月、レストランやライブラリーカフェなどを備えた施設として生まれ変わりました。教育の場が「たんば黎明館」の原点であったことから、教育的な事業も行っています。
過去から引き継がれた文化財産を、現在に即した施設へと再生し、地域の新しい時代をつくっていく。
「たんば黎明館」という名前には、そんな思いも込めています。

新着情報

2024.11.26
12月・年末年始休館日
2024.10.25
『黎明カフェ』営業スケジュール
2024.10.25
11月休館日

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動画で見る「たんば黎明館」

たんば黎明館(旧氷上高等小学校校舎)活用沿革

写真 明治18年(1885) 氷上郡各町組合立高等小学校の校舎として建立
明治19年(1886) 開校
明治26年(1893) 氷上郡立柏原病院の舎屋として利用され始める(明治38年まで)
明治42年(1909) 氷上郡立柏原高等女学校の校舎となる
大正11年(1922) 県立柏原高等女学校に昇格
昭和23年(1948) 県立柏原高等学校に合併され、「柏陵同窓会館」として、柏原高校の同窓会館となる
昭和38年(1963) 補強工事が実施される(昭和39年まで)
昭和41年(1966) 柏原町指定文化財となる
昭和44年(1969) 氷上郡教育委員会事務所となる
             (建物の一部を障害者を持つ児童達の教室として使用される)
昭和56年(1981) 修復、改修工事が実施され、名称が「大手会館」となる
             (高齢者や婦人の社会教育施設として使用される)
昭和62年(1987) この地方で初めてのシルバー人材センターの事務所が設置される
平成18年(2006) 安全性の問題から使用が中止される
平成21年(2009) 兵庫県有形文化財となる

平成22年(2010) 大手会館活用プロジェクト委員会が設置される
             (利活用についての検討を行う委員会が設置される)
平成23年(2011) 大手会館活用プロデュース委員会が設置される
             (利活用についてより詳細な検討を行う委員会が設置される)
平成25年(2013) 改修・耐震補強工事始まる
             (平成27年まで)
平成27年(2015) 「たんば黎明館」としてオープンする